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経営理念

お客様第一主義
お客様の繁栄こそが、私たちの幸せです。お客様から信頼される企業サポーターであるために、日々自己研鑽に励んでいます。

私たちは、会社を設立したい、会計を効率的にしたい、判断材料たる会計データの作成要領を知りたい、会計の見地からの経営アドバイスが欲しいという企業や事業家の方々に対して、積極的なバックアップを行います。

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拝啓 残暑の候、経営者の皆様におかれましては、益々御健勝のことと存じます。

 「最後まで希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」。引用するのが少々ためらわれるほど、有名なセリフである。無論バスケットボール漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」の安西先生である。試合をあきらめた中学選手に対し、たまたま観戦していた高校コーチの安西先生がささやくようにそう伝える。

 富山の中学生にも安西先生がいたようだ。NBAのドラフト会議でワシントン・ウィザーズから一巡目に指名された八村塁選手である。日本人がドラフトで上位指名される日が来るとはスラムダンク世代は胸を熱くしているだろう。

バスケットを始めたのは中学からというから早い方ではない。初心者でうまくプレーできない八村選手を奮起させたのは中学コーチの言葉だったそうだ。「おまえはNBAに行くんだ」。初心者にNBAとは高い目標だが、その言葉を八村選手は信じ、諦めることなく腕を磨いた。

 努力すれば夢はかなうとは言いにくい時代かもしれぬ。ある調査員によると努力しても報われないと考える日本人の割合は以前より増えており、特に若い男性に高く4割近いそうだ。

 ウィザーズとは魔法使いの意味だが、八村選手の快挙に「希望を捨てなければ」の魔法を信じたくなる。さて、当の選手。もう夢を書き換えているだろう。「NBAに行くんだ」から「大選手になるんだ」と。(東京2019・6・23「筆洗」より)

 読売2019/8・8によれば、足利発祥とされる民謡「八木節」を後世に受け継ごうと、市内の有志を中心に結成された女性だけの演奏チーム「足利八木節 女前Japan」が、同市通の織物会館で行われるライブでデビューする。隣の群馬県桐生市で毎年夏に「桐生八木節まつり」が行われることなどから、群馬の民謡だと受け止められがちな八木節だが、メンバーは「若い世代にも、足利が本家である八木節の魅力を伝えたい」と、練習に力を入れている。

 「女前Japan」は、10年以上にわたり八木節を歌い続けてきた、足利市出身の歌手・小田えつこさんが知人などに呼びかけ、昨年9月に結成した。

 「八木節」は、足利市にかつてあった日光例幣使街道の宿場「八木宿」に伝わる盆踊り唄や神楽囃子をもとに足利市堀込町に生まれた渡辺源太郎(1872〜1943年)が発展させて創作したとされる。

 だが、地方巡業に力をいれた渡辺が歌った八木節が特に受け入れられたのは、群馬県だった。八木節は「群馬のもの」として認識されることが多く、桐生市が「八木節発祥地」ととらえられていた。

 小田さんが「女前Japan」の結成を思い立ったきっかけも、2年前の夏にその群馬で行われた桐生八木節まつりに足を運んだことだった。「桐生では大勢の人が八木節まつりに参加し、熱狂的に盛り上がっている。それなのに、本家の足利ではどうか」。危機感と寂しさを抱いた小田さんは、足利の八木節を盛り上げることを決意した。

 八木節は現在、発祥地の足利市でも演奏者の高齢化が進み、後継者不足が課題となっている。「これまでの八木節を知らなかった若い世代の関心を引き、興味を持ってもらいたい」と、小田さんはチームのメンバーを女性だけにした。樽(たる)や胴長太鼓、鉦(かね)、篠笛(しのぶえ)による伝統的な楽器演奏に、オリジナルの手踊りや小田さんが作詞した「足利観光八木節」の歌詞も取り入れた。観客に見るだけでなく、踊りやかけ声で参加してもらうことも考えている。

 初心者ばかりでスタートしたが、同市通りのカフェ「杏奴」で毎週日曜に約2時間の練習を重ね、現在では約40人の全メンバーに熱気のある八木節リズムが身についてきた。デビューのステージでは、この約10か月間の練習の成果を披露した。

 最年少メンバーの足利短大付属高校2年生、山田花夏さん(17)は「同年代の人たちに演奏を聞いてもらい仲間を増やしたい」と意気込んでいる。

「足利の町」は、昔から美人の多い町といわれています。女性が働き輝いている町なのです。「足利を訪ねれば、いにしえ忍ぶ東の京都」といわれ、西條八十作詞の「足利音頭」の中には「足利来るなら織姫さまの…、嫁に持つなら、足利むすめ、肌はやんわり…」と歌われているのです。

 歴史も古い足利市は、室町時代に長尾氏が築いた両崖山の美しい山城のふもとには、とうとうと流れる清水が多く、その水を飲んでいた女性たちは、自然に美しくなったのです。その後、北関東随一の寺社文化と織物産業の隆盛の中、豊かな足利の町で美しさはさらに磨かれ、働き者で、教養を備え洗練された身だしなみの美人になりました。「足利発祥の八木節」を後世に受け継ごうと夢中になり、若い世代に熱気を伝えていくことは素晴らしいことだと感銘する人は多いのではないでしょうか。

 下野2019・6・3によれば、米国の国民食ともいわれるハンバーガーに異変が起きている。植物性の原料でビーフパティの味や食感を再現した「代替肉」をメニューに加える大手チェーンが続々と登場。健康のために肉をたまにしか食べない人の急増が背景にあり、各社は新たな選択肢を用意して対応している。

 「消費者の約3分の1が自らをフレキシタリアンだと考えている」。米ハンバーガーチェーン大手カールスジュニアは昨年12月、こんな理由で米国の千店超で代替肉「ビヨンド・バーガー」をメニューに加えた。

 フレキシタリアンとは「フレキシブル(柔軟な)」と「ベジタリアン」を組み合わせた造語。主に植物性の食品で生活するが、時には肉も食べる人のことで、造語が生まれるほど存在感を高めている。

 カールスジュニアの代替肉はエンドウ豆のタンパク質などが原料で、2009年設立の米ビヨンド・ミートが開発した。代替肉を使った新商品の価格は6.29j(約690円)から。

 オーガニックにこだわる人気店ベアバーガーは、ビヨンド社の製品に加え、11年設立の米インポッシブル・フーズの代替肉を採用した。今年4月には大手チェーンのバーガーキングが中西部の59店で同社の代替肉の販売を開始。年内に全米に広げる計画だ。

 代替肉は味や食感だけでなく、肉汁まで再現。「牛肉と違いが分からない」と評判を呼んでいる。タンパク質の含有量は変わらないが、コレステロールを含まない。

 米コーネル大のアーロン・アダルジャ助教授は「フレキシタリアンには加工食品を避ける人もいるので、加工食品に抵抗がない客が多いファストフードなどで広がる」とみる。

 一方、米カルフォルニア大バークリー校で代替肉を研究するリカルド・サン・マルティン氏は「価格がまだ高い」と指摘。さらなる普及には、価格の引き下げが必要だとみている。日本でも米国発の代替肉が食べられるようになるかもしれない。カールスジュニアは東京と神奈川県に計6店、ベアバーガーは東京都に2店あるが、いずれも代替肉を扱っていない。意欲的な経営者はこれからが面白い。

 

拝啓 向暑の候、経営者の皆様におかれましては、益々御健勝のことと存じます。

 令和元年5月1日、『令和』の始まりです。擬人化して「令和さん」に語りかけている素晴らしい内容が「日経5月1日春秋」に書かれていました。

 『こんにちは令和さん。1ヶ月も前から姿をお見かけしていましたが、いよいよ着任されましたね。あらためて、どうぞよろしくお願い致します。万葉集が編まれた時代に生まれ、はるばる21世紀ニッポンにいらっしゃった令和さんに、みんなの期待は高まるばかりです。

 昨日は歴史的な一日とあって、あちこちで浮かれムードでした。奈良の都でも人々はこんなに高ぶりやすかったのでしょうか。NHKは「ゆく年くる年」ならぬ「ゆく時代くる時代」を朝から放送し、番組の宣伝で「渋谷交差点熱狂生中継」とあおっていましたね。でも、じつはお祭り騒ぎの裏側で危機が迫っています。

 赴任早々に申し上げるのも恐縮ですが、少子高齢化、人口減を克服する道は見えず、企業は昭和の成功物語にしがみつき、世界のなかでの存在感は低下する一方です。来年は東京五輪、6年後には大阪万博と祝祭が続きます。しかし昭和の焼き直し的なイベントにかまけ、厄介事を先送りしたままなら本当に危ういのです。

 令和さんが生まれた8世紀の昔も難しい時代だったと聞きます。政変が次々と起き、権力のありかも転々としました。そうしたなかでも唐や新羅といった周辺国とたくみに付き合い、大陸の文化を日本流にかみ砕いてイノベーションを進めたのですね。その伝統を受け継げるでしょうか。さあ、一緒に歩いていきましょう。』

食品の開発は、素材や味にこだわる一方で環境や食への変化にも敏感に反応する。現代人の必要に応じて、形や食べ方を変えてしまうという柔軟性を持っているのだ。新しい需要を見据えた「創意と工夫の末」従来になかった食べ方提案をしている商品である。

ライフスタイルの変化とともに、食事の「かたち」も変化して、「飲むカレー」や「飲むショートケーキ」というニュータイプの商品も登場。飲むシリーズのバリエーションは、日を追うごとに増えているのです。

そんな中、満を持して登場したのが「飲むおにぎり」。食べやすいパウチ容器入りで、常温保存で1年もつから、非常食や保存食として使えるのです。「梅こんぶ」と「梅かつお」の2種類です。2019年3月1日に発売され、「飲むおにぎり」を世に出したのは、こんにゃくを楽しく体感できる群馬県の「こんにゃくパーク」です。

おにぎりの具材としては「王道」という感じ。「紀州南高梅、北海道産昆布、国産米、国産海苔」を使用して、とことん「国産原料」にこだわっています。しっかりとした「おにぎりの」味です。1パック130cでおにぎり1個分にあたる「200`カロリー」を摂取できます。

『働き方改革もあって、とかくせわしい現代社会。仕事以外にも、スマートフォン(スマホ)を見たり、家事をしたりと忙しく、ゆっくり食事をする時間もないのでは。そんなあなたに朗報です。おにぎりもカレーもデザートも、最短10秒程度で食事を済ませられる商品が登場し、予想を超える売り上げを見せています。「10秒めし」は令和の時代のスタンダード?(日経MJ4/17号より)

「うふふふ。なんだか笑いが止まらない味ですね」。群馬県甘楽町にある「こんにゃくパーク」。恋人と訪れた愛知県長久手市の会社員、堀田一樹さん(33)が口にしたのは、同パークで売っているパウチ容器に入った「飲むおにぎり」(130c入り希望小売価格・税別160円)。

容器の見た目は、栄養補給のゼリー飲料にそっくり。そのためか、軽い気持ちで飲もうとしたら、ずっしりとゼリーに包まれたお米や海苔、具の昆布が舌と喉を直撃する。「ある意味、予想を大きく裏切る味でした」(堀田さん)

「狂気を感じた」「衝撃的な食感」「意外とおいしかった・・・・」。3月の発売以来、ツイッターなどのSNS上で、賛否両論の話題が絶えない「飲むおにぎり」。世界初というこの商品に驚くのは消費者だけではない。実は企画した当事者も世間の反応にびっくりしている。

「予想を超える反応です」と語るのは、販売するヨコオデイリーフーズ(群馬県甘楽町)の田村昌史事業本部長。当初は10万個程度の出荷を見込んだがSNSで話題となったことから計画比8倍の80万個を出荷した。

おにぎり1個分に相当する200`カロリーあり、「忙しい現代人に向けて『即食』をテーマに企画した」(田村事業本部長)。紀州南高梅や北海道産昆布、国産米など原料にもこだわった。

ただ、1年間保存可能にするために梅などを使ったせいか、味つけがしょっぱいとの指摘もある。なかなか10秒程度で完食する人は少ないようだ。横浜市に住む39歳の女性会社員は朝食で飲むおにぎりを試してみた「味つけが想像以上に濃い。飲みきるのに時間がかかったかな」。

ヨコオデイリーフーズは年内にも、ライトな食感の減塩タイプを発売し、今後も新製品の投入を計画。2020年の東京五輪・パラリンピックではアスリートの栄養補給のための「公式飲料を目指したい」(田村事業本部長)』。

 栃木市都賀町家中のツルミ食堂が開発した「ツルミのカツ煮まん」が、全国的にヒットしている。インターネット販売をきっかけに知名度が上がり、昨年、東京の民放テレビ局に紹介されたことで広く知られるようになった。店では「栃木市の新名物」を目指している。(読売5/12)

 開発したのは、3代目店主の鶴見恵子さん(45)。ツルミ食堂は恵子さんの祖父母が1964年に創業した。2代目の父親の後継者がおらず、高齢になったため、東京でフラワーコーディネーターとして働いていた恵子さんが、12年前に戻って3代目になった。

 名物は50年来の秘伝のたれを使ったカツ丼で、子供をあやしながら片手で食べていた客を見た恵子さんが、「片手で気軽に食べられるカツ丼はできないか」と開発に取り組んだ。

 それから9ヶ月、試行錯誤の結果、一番食べやすいのは中華まんの形だった。生地は小麦粉に米粉を混ぜ、少しもちっとした食感にし、肉は食べやすいようにサイコロ状にした。ほかは名物のカツ丼と同じたれと素材を使い、「カツ煮まん」という今までにない食べ物になった。

 2014年「ツルミのカツ煮まん」で商標登録して販売開始。店でも食べられ、持ち帰りも出来るようにと冷凍保存した。客の評判が良く、翌年にはインターネット販売も始めた。

 昨年、地方発掘商品の全国大会に関東ブロック代表として選ばれて注目され、在京テレビ局2社の取材を受けた。その後、全国からインターネットの注文が殺到し、12月は1ヶ月で7000個も売れた。手作りのため、夜まで作っても1ヶ月待ちの状態が続いた。

 今は暖かくなってシーズンを過ぎたため、売れ行きは落ち着いた。でも、カツ煮まんで店の知名度が上がり、休日になると県外ナンバーの車が目立つように。販路も広がり、市内の道の駅や東京にある県のアンテナショップでも販売している。

 恵子さんは「手作りと、秘伝のたれを使ったカツ丼の味は残したいので、大量生産は難しい。でも、できる範囲で作って市の名物にしたい」と夢を語る。

 1個170cで、432円(税込み)。インターネット販売は5個詰めから(送料別)。ギフト用セットもある。

 

拝啓 早春の候、所長先生におかれましては、益々御健勝のことと存じます。

 新春から3月にかけてはだるま市の季節。群馬県高崎市や静岡県富士市、東京都調布市など、江戸時代から続くだるまの産地では、何百軒もの店が寺院に会し、境内は大小のだるまを求める人々でにぎわう。

 だるまの祖先は中国・明の時代に発達した「不倒翁」である。土製のオモリをつけた張り子製の人形で、倒しても起き上がることからこの名がある。翁の他、童子や動物の姿も作られ、これが室町時代の日本に伝わって、「起き上がり小法師(こぼし)」の名で京阪の子供たちに親しまれた。

 時は下って江戸時代、享保年間ごろ(18世紀前半)には禅僧、達磨大師をかたどった起き上がり小法師が江戸の町に登場する。大師の禅画や逸話に着想を得たものか、決して倒れぬ玩具の動きに不撓不屈の精神をつらぬく大師の姿をぴたりとはめた江戸庶民の造形力には目を見張るものがある。

 大師の法衣が赤で彩色されていたことから、赤いだるまの需要はうなぎのぼり。赤は疱瘡の病魔除けに効果をもたらすという民間信仰がだるまの人気を支えた。

 さらに天明の大飢饉(18世紀後半)のさなか、養蚕が盛んな群馬の旧豊岡村では、だるまを傍らに置けば、蚕が起きて(脱皮して)良い繭ができるとして、養蚕の守りだるまが売り出される。一方、文化年間(19世紀初頭)の江戸では、願いを込めて左目を描き、叶えば右目を入れる「目入れだるま」が注目を浴び、年が改まると新しいだるまに買い替えて神棚にまつる作法も定着していく。商才に長けた近世庶民のひらめきが創り出した習俗といえる。

 創作する人があり、社会の支持を得てこそ風習は形成されていく。今、だるま市では健康、事業発展、金運上昇、志望校合格・・・・・と多様な願いに合わせて色とりどりの変りだるまが売られ、また特注だるまの販売もある。

 私たちの縁起物への親しみは時を超えて変わらないものだろう。伝統に新時代の装いを加えることで、このユニークなだるま文化は楽しく継承されていくのではないだろうか。(日経夕2019・2/9より)

 三重県鳥羽、志摩両市には、今も600人以上の海女がいる。春から秋はアワビ、秋から冬はサザエやナマコを狙う。60歳を超えても元気に活躍する人が多い。なぜか。疑問に思った研究グループが調査を進めると、「運動と血管」がキーワードに浮かび上がった。

 このグループは、国立研究法人・産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などのチーム。鳥羽 志摩に千葉県南房総市を加え、海女歴平均38年の115人の血管年齢が実年齢より平均で約11歳若かった。65歳で血管年齢は19歳の「スーパー海女」もいた。

 鳥羽市相差町の中村美智子さん(66)は、20歳で海女になったベテラン。深さ15bまで潜ることもあるという。2015年の調査時、血管年齢が10歳若いと言われた。「漁の合間に田畑で農作業をしている。よく動いているから血管が若いのかも」と屈託なく笑う。

 心臓の拍動は波となって血管を伝わっていく。拍動が伝わるスピードは血管が硬いほど速い。この速さから動脈の硬さを調べ、数値化して年齢ごとにあてはめたのが、血管年齢だ。実年齢より高いと、動脈硬化の進行が疑われる。脳卒中や心筋梗塞など、命にかかわる病気のリスクも高まる。血管年齢の若さは、健康のバロメーターと言える。

 海女の歴史などを伝える鳥羽市立海の博物館の平賀大蔵館長は「海女の健康状態が良いことは昔から言われていた」と話す。京都帝大の学生が残した大正時代の調査記録には、「鳥羽の海女は長寿」との記載があるという。

 調査にあたった産総研の菅原順・主任研究員は「水圧のかかる中で運動することで血液の巡りが良くなり、血管を刺激して柔らかくなったのでは」とみる。

 近年、マラソンや水泳などの選手の血管が、一般の人より柔らかいことが明らかになっている。素潜りの深さを競うフリーダイビングの選手でも同じことが分かり、海女の血管を調べるきっかけになった。

 では、一般の人はどうか。どのような運動を、どれくらい行えば、血管を柔らかくすることができるのか。最新のスポーツ医学は、興味深い答えを示す。(読売2019・1/24より)

「まごはやさしい」という食品の見方がある。

マは豆、ゴはゴマ、ワはわかめ、ヤは野菜、サは魚、シはしいたけ、イは芋。こんな考えで「百歳美人」になりましょう。

 日経MJ2019・1/4号によると、国がめざす農林水産物の輸出1兆円に向け、多くの農産物が過去最高ペースの輸出を続けている。外国の日本食レストランは、政府が把握できただけでも約11万8000店と、ここ2年で3割増えた。農水官僚出身の鈴木憲和外務大臣政務官に話を聞いた。

・日本食は海外でどのようなマーケティングをすべきですか?

「マスマーケットを狙うより、アジアで拡大している富裕層・中間層に売り込んでいくべきだ。安売り競争に巻き込まれたら日本の農業・食品産業の長所は生かせない。日本ブランドを価格面でも評価してもらえるよう、国も後押ししながら戦略的に市場を見極めていきたい」。

・海外では知的財産の保護も課題です。

 「いよいよ日欧経済連携協定(EPA)も発効するが、貿易協定は守りだけでなく攻めも重要だ。ブランド名を守る地理的表示制度(GI)があり、私の地元の山形は日本酒、さくらんぼ、米沢牛、山形セルリーで登録した。山地の知名度を向上させつつ、偽物が出回るのを防ぐ取り組みとなる」。

・国際関係にも食品貿易は役立ちますか?

 「現職に就任してから、外交でも食が大切だと実感している。外国の要人との懇談でも、食事をしながらの会話は距離感が縮まる。食材の産地について話せば、日本文化を理解してもらうきっかけにもなる」。

 「国内農家にも、おいしい農産物がいかに重要かを伝えたい。市場に出したら誰が消費するのか不明で必ずしもやる気につながらないとの課題もあったが、外国でも人気だと分かれば後継者の育成にもつながる。例えば、山形の若手グループは台湾の検疫上の規制に合うよう手間をかけてモモを輸出している。食べた人の笑顔は意欲につながる」。

記者が選ぶ、平成の食のトピック

 「だて正夢」「雪若丸」「富富富」・・・・威勢や景気の良さそうな名前を冠したコメが2018年も続々登場した。近年、雨後のタケノコのように生まれているブランド米。新潟・魚沼産コシヒカリの牙城を崩そうと、高価格での販売戦略に果敢に望んでいる。

 流れができたのは平成後半。10年(平成22年)に山形産「つや姫」、11年(同23年)に北海道産が相次ぎデビューした。それぞれ異なる味わいが新鮮でお茶の間に浸透。5`3千円台の魚沼産に次ぐ、同2600円程度の高級ゾーンで定着した。

 野菜は加工品向けの対応が需要の増減に表れている。農林水産省の指定野菜14品目のうち1989年(平成元年)と比べて生産量が増加したのはレタスだけ。ダイコンは5割、サトイモは6割も減るなど差が開いた。

 1世帯当たりの人数の減少を背景に、野菜の流通は加工せずに販売する生食向けからサラダや総菜などの加工向けへとニーズが移っている。生食向けが多いダイコンやサトイモと違いレタスはカット野菜や総菜などの中食需要の取り込みに成功している。